迷子のカバ、タイソンくん、野生動物保護区へ

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先日取り上げた迷子のカバ、タイソンくんについて続報がありました。

 

原文はこちらです。前回同様、訳に挑戦してみます。

 


当局によると、メキシコの田舎をウロウロしていた迷子のカバが10日間に及ぶ捕獲作戦により保護され野生動物保護区に移送されました。

 

数週間前ベラクルス州東部ラスチョアパス郊外にどこからともなく現れた迷子のカバは、人々を関心を大いに惹きつけ、地元住民によってタイソンと名付けられた上に彼自身のFacebookのページまで作られるようになりました。

 

しかしタイソンの写真を撮ろうと人々が押し寄せたり、餌をあげたり可愛がろうとする人が現れたことを考慮し、メキシコ連邦環境検察庁は悲劇が起こることを心配しました。カバは危険なことで有名で、人を襲ったりさらには食べることもあることが知られています(注釈:ブログ主の個人的見解としてはカバをこのようにみなすことはより慎重な考察が必要ではないかと思います)。

 

カバはアフリカ起源の外来種であり、ラスチョアパスに存在することで人々や生態系に多大な危険を引き起こします。環境当局はタイソンを安全な場所に移すべく特別な取り組みを始めると声明を行いました。

600キロの約3歳と思われるこのカバのタイソンがどうやってメキシコでうろつくようになったのかは不明のままだ。

 

地元住民は、タイソンが麻薬密売組織がペットとして所有していた外来種であり、そこから逃げてきたと推測している。

 

コロンビアでは、かつて麻薬密売組織のボスであった故人のパブロ エスコバルが所有していたカバの群れが、もともとカバがいた牧場近くの田舎に侵入し、地域当局にとって大きな問題となっている。

 

ベラクルス州にはベラクルスという大きな港と麻薬密売人がおり、州当局とメキシコの強力な麻薬組織達の縄張りを巡って激しく対立している。

https://www.ndtv.com/offbeat/tyson-the-stray-hippo-captured-in-mexico-nobody-knows-where-it-came-from-1826578

 

現地を訪れたAFPの写真家が、地域住民がタイソンに写真を撮るために近づく様子を写真に収めている。またタイソンにメロンをあげたり、可愛がったりする男性まで現れた。

https://www.ndtv.com/offbeat/tyson-the-stray-hippo-captured-in-mexico-nobody-knows-where-it-came-from-1826578

 

環境検察庁は10日間、タイソンの動きを記録して捕獲する作戦を練ったが、地域住民はその計画に反対し一時「タイソンを連れて行かないで!」と声をあげた。

 

しかしながら当局はどうにかタイソンを檻におびき寄せ、最終的に鎮静剤を使わず餌を囮に捕獲に成功したと発表した。

 

タイソンは約370キロ離れた、オリサバにあるCitlaltepetl野生動物保護区に運ばれた。

 

環境検察庁によると、タイソンは法的にどのように取り扱われるか決まるまで、そこで生活するだろうとのこと。

 

 

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