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出典http://www.stltoday.com/
英語のサイトで何かを検索していていたら、メキシコの湿地帯に元々は生息していないカバが現れて数ヶ月ウロウロしてるという記事を見つけました。地域住民の方々から「タイソン」と呼ばれているそうです。
その記事の中ではメキシコの環境保護当局の話として、この3歳の600キロのカバについて専門家が一番良い捕獲方法や移動の方法を考えているとのこと。移動させる理由としては記事の中から引用すると、
hippos can be aggressive, posing a potential danger to the public and native species. washingtonpostより引用
「カバは攻撃的になる可能性や、住民や在来種に対して潜在的な危険を引き起こす可能性があるため」だと思うのです。自分の理解では今この時点でこのタイソンくんが攻撃的という訳ではないと思うのです。
しかしこの記事を見てから数日後、日本のスポーツ新聞にこのタイソンくんの記事が載っていました。その記事の中では移動させる理由として、
かなり攻撃的で人間に被害をおよぼす危険性があるため、捕獲方法と移送する場所を検討することになった。 スポニチさんより引用
とあるのです。記事の見出しにも「かなり攻撃的で危険性あり 住民困惑」という文言が含まれているため、記事を書いた方が一般的なカバの話をしているにしても、まさに今このタイソンくんが「かなり攻撃的」な印象となってしまいます。
しかし、元々のワシントンポストの記事では
Residents of the town have come to love the animal so much they have nicknamed it “Tyson.” washingtonpostより引用
住民の方々がこのカバくんを多いに愛でに来ていて、「タイソン」というニックネームをつけてあげた、とあります。記事の中では木の枝をタイソンくんに住民もしくは環境保護区の関係者の方があげている写真もあります。
また別のサイトでは男性がタイソンくんと自撮りしている写真もあります。この男性、誤って水の中に落ちてしまうとタイソンくんを興奮させてしまい、自らに危険を招いてしまうのではと心配にはなります。
複数のサイトを見て回りましたが、タイソンくんが今のところ、人に危害を加えたり凶暴になっている様子は見つけられませんでした。タイソンくんが暴れまわって移動されるんだ、と誤解されると気の毒だなと思って書いてみました。事の顛末がどうなるか興味があるのでしばらく追ってみようと思います。(2018/3/25 続報がありました。捕獲され野生動物保護区に送られたとのこと。)
※私自身が誤訳、誤解している部分があれば申し訳ないです。その時は削除もしくは修正いたします。