前回の「たぬき猫あらわる!」の契機となったごまくんの紹介です。
ごまくんは今住んでるところに越してきて多分半年ぐらい経ったある日、仕事に行こうと思ってマンションの階段降りてたら1階に行くまでの途中の階にいました。
とてもお腹が空いているのか、精一杯の甲高い声で鳴きながらついて来ました。見た目はもう成猫に近い感じだったので、どこかの部屋の猫さんが出て来てしまったのだろうかと思い、気にはなったけど、仕事に向かおうとしました。しかし…、一階に降りて自動ドアを出てもやっぱり猫さんついてくる。このドアから先は車が行き交う大通り。。。
急にお腹が痛くなったので、会社休みました( ̄ー ̄;
とりあえずごまくんを自分の部屋に連れて行き、もしかしたら飼い主さん探しているかもと思い、ごまくんを見つけた階を一回りしてみました。すると数カ所にいくつかの空になったご飯が入っていたと思われるお皿とお水があり、どうやらどなたかが世話をなさっていたご様子。しかしどこかの飼い猫というわけではなくマンションの中でご飯はもらいつつ、半分野良猫のような状態だったみたい。
で、そのダメサラリーマンは部屋でごまくんの写真撮って一階の掲示板に張り出して数日見たものの反応はなく、後日警察にも届出をだし、動物病院にも健康状態を調べてもらうため連れて行きました。
動物病院では飼い主さんが出てこなかった場合、どうすれば良いか、具体的には去勢はやはりした方が良いだろうけどそのタイミングとか、術後に飼い主さんが出て来たら揉めないだろうかとか相談しました。
結局、しばらく様子見てもマンション内に張り出した紙に名乗り出る方もいらっしゃらなかったため、去勢手術を行うこととなりました。手術直後はふらふら〜としてて(ゆきちゃんもそうだった)、見ててこれで正しかったのかとか、自分に引き取られて猫は幸せなのだろうかとか考えていまいました。
最終的に警察から半年後に封書で、猫さんはあなたの物ですと連絡が来ました。「猫は生き物ですけど、物扱いになるんです、すみません」と届けを出した時に言われたのを思い出しました。
猫には猫の人生があり、ごまくんもゆきちゃんも、それぞれだなーと思います。